Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

箱根旧道を走る

 久しぶりに箱根旧道を走る気になった。とてもきついのは判っているので、休み休み写真を撮りながら登る予定でいる。バイクはGIANT TCR改造である。下記のブログで紹介のように、リヤに特大ギヤ42Tを取り付けた。基本は最小ギヤ14Tのジュニア用スプロケットの中古に大きなギヤ34Tと42Tを組み込んだ。

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 準備は前日に済ませたので、5時前に起床して午前5時55分出発である。最短距離でR134へ出て、ひたすら小田原方面へ走る。久しぶりのGIANTで、普段のCANYONと比べるとペダリングが全体的に重く感じる。CANYONの方が回転系(ホイールやギヤ周りBB等含め)の抵抗が少ないのだろうと思う。30km/hを余り越えないようセーブして走り、国府津を越えたコンビニで、食料と水分の補給である。

 ここまで約24km、箱根の登り口小田原まであと少しである。朝食を食べる場所を探していたら、一号線のすぐ脇が小田原城である事に気づき、チョットそれてお堀端で朝食。おにぎり2個とお茶。

 すぐに一号線に復帰して、旧道入口である三枚橋を目指す。スズヒロかまぼこ博物館を過ぎた辺りで先行のロードバイクを発見。同じようなペースで走っているので、10m以上後ろを追走する事とした。後ろ姿のみで判断すると60代程度のおじさんであろう。

 先行のおじさんは三枚橋をまっすぐ箱根湯本へと通過すると思っていたら、私と同じ旧道を目指していたようで、左折した。橋を渡ってしばらく行くと勾配が10%を越える急坂が現れ始める。先行のおじさんは私よりやや速いペースで登っているので、無理をせず離されながら追走。
 標高250m辺りの須雲川ICを越えた場所で、先行のおじさんとは(勝手に)別れ、休憩である。前回もここで休憩したが、須雲川自然探勝歩道入口で、公衆トイレもある絶好の休憩場所。この少し先に「箱根大天狗山神社」があり、その前にある坂が旧道で最も勾配がキツい坂である。ここでしっかり休憩しないと坂は登れない。

 須雲川自然探勝歩道入口

 前回は、神社へ向かうため途中から右側へ渡ったので、急勾配はパスしたが、今回は左車線の左カーブ急勾配である。喘ぎながらも途中でGARMINの勾配表示を見ると19%となっていた。何とかフロント34Tとリヤ42Tのギヤでしのぎ、その先へ向かう。

Google Mapより

 先行のおじさんは神社で休憩していたのか、目の前の右側を走り、左側へ移ってすぐに休憩していた。「キツいですね」と挨拶して先行し、10%前後の勾配をF34T/R34Tのギヤ比で頑張り、坂を歩くカップルを追い抜き、畑宿で休憩と記念写真。ここは、標高401mで前回もCANYONで走った時の休憩地点。休憩中にカップルに追いつかれた。ロードバイクと歩行者の速度差がほぼない。

 この先がまたまたキツい、つづら折りの平均勾配10%の坂が1.2km続く七曲がり。前回もGoogle Mapのお世話になった坂である。前回は、酷いきつさは感じなかった記憶であるが、今回はキツい!坂の途中で40代くらいの夫婦が歩いており、通過するのを待ち構えて(美人の奥さんが)声援を送ってくれた。気持ちは支えられたが、本音は「しばらくは休憩できないなぁ・・・追いつかれてしまう・・・」である。とはいえ、さすがにキツいので、坂の途中で一度サドルから降りて脚を休める。

 再出発し、七曲がりが終わったところで、再度小休止。ここで、標高605mである。ここから先も10%前後の坂が続くので、無理をせず休み休み登る。チョットキツいと脚が攣りそうになる。今回も箱根甘酒茶屋はパス。全身汗まみれでは、店にはうかつには入れない。最後の標高780mくらいのピークを過ぎると芦ノ湖までほぼ下りである。ピークまで自宅から約4時間20分。(前回のCANYONでの旧道では、3時間50分台)

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レーニング不足で筋肉がなまっているせいか、キツさも倍増、バイクのせいではないと思うが?

 途中の旧街道の入口で記念写真。

 芦ノ湖で、海賊船。

 芦ノ湖で大休止して、箱根峠へ最後の坂路に備える。最後の坂は6%前後の普通の坂であるが、いつも疲れて脚が余り耐えないが、F34T/R28Tで何とか登れた。いつもはここで、脚がなくなり、止まる事もあったが、大休止のおかげか難なく登れた。道の駅で小休止し、箱根峠を通過して三島まで一直線。

 駅前の楽寿園脇にある白滝公園のトイレを借り、汗まみれの体を拭き取り、着替えた。スッキリした服装で、駅前でバイクを袋に詰め、さてどこで呑むかとスマホで検索。すると昼からやっている居酒屋を発見。「肉豆冨とレモンサワー 大衆食堂 安べゑアスティ三島サウス店」なんと目の前であったが、2Fの店である。重いバイクを担いで店内へ、空いている時間帯なので、親切な店員が中へ置くようアドバイスしてくれたので、落ち着いてサイクリングの疲れを癒やした。

親切な店員は店長のようで、料理も安くて美味くて大満足、キンキンに冷えたビールが一番美味かったかな?

 三島駅15時37分発熱海行きに乗り、熱海でユックリ乗り換え、辻堂駅16時58分無事に到着。

 下記が本日のコース。距離は短いがとてもキツいコースでした。