Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

箱根路、旧道をサイクリング

 先日、ヤビツ峠を3年ぶりに登ったので、箱根も久しぶりにトライしようと思っていた。最近知り合った米国生まれの若き友人、ジェシーも登ったと聞いたのでなおさらである。そこで、今回はやや無謀とも思える、箱根旧道にチャレンジする事とした。愛車は最軽量のCANYONで、いざという場合の輪行セットも持参である。

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CANYON

 但し、一眼レフカメラを持って行き、要所要所で写真撮影を行いながらノンビリ走る事とした。それなら何とか登れるであろうとの目論みである。当然、軽さを求めて最軽量9mmフィッシュアイレンズを装着。一部、スマホの撮影もあるが、ほぼこのカメラで撮影。

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9mmファイッシュアイレン

 6月18日(木)7:20に自宅を出発。いつものコースを少し変えて、東海道線を踏み切りで超える事とした。それから、スーパートマトの脇を抜けてR134へ向かう。今日は箱根登坂をひかえているので脚に負担の掛からないペースを心がける。とは言っても、軽量のCANYON、軽く踏み込むだけで30km/hは楽に維持出来る。但し、荒れた路面では同じペダリングでも27km/h程度なので、荒れた舗装路の抵抗の多さに驚く。

 途中で背の高い人が乗るロードバイクに軽く抜かれた位で、午前8時前後の国道は通学する小学生達がとても目立つ。快調に国府津駅前を通過し、久しぶりの小田原へ。酒匂川を渡る直前で、今日の目的「写真を撮る」を思い出し、小休止。

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酒匂川

 ここまでで、1時間20分、28.6kmである。次の休憩「写真撮影」は箱根旧道に入る三枚橋辺りとしようと心づもり。小田原の東海道線下をくぐると、上り勾配が始まる。無理をせず大きなギヤでケイデンス70から80rpmを意識して登っていく。36.5km地点が三枚橋交差点で箱根湯本駅のすぐ手前である。

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三枚橋交差点

 ここに来るまで、喉の渇きを覚え自販機を探すが国道沿いには見当たらない。交差点を左折し橋を渡ったら目の前にあった。H2Oと大きく書かれた600mlのスポーツ飲料を購入し、水分補給。ここから走り出したらすぐに、目の前に急坂が。初っぱなから13%程度の坂が出てきた。しばらくは短いが急坂が繰り返し現れる。自宅から約2時間、約40km地点で何かがバイクから落下、最初は気づかなかったがよく見るとライトがない。慌てて引き返すと今までほとんどいなかった車が何台か登ってくる。踏まれて壊れてないか不安ながら探すと、傷だらけのVOLT300が落ちていた。取り付け用部品のネジが緩んで外れたための落下。サイズが合う六角棒スパナはさすがに持参していないので、何とか締め直し取り付ける。

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傷だらけのVOLT300

しばらく走ると、須雲川自然探勝歩道の看板があったので、写真撮影。いつもバイクで走ってばかりであるが、たまには歩いて散策も良いかな?などと思う。

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須雲川自然探勝歩道

 しばらく走ると、旧道で最も勾配がキツいと思われる、箱根天狗山神社前の坂に行き着いた。何かで読んだ際は20%の勾配と書いてあったような?私は坂の途中から右側に入り神社に入ったので、20%は体感しなかったが、結構キツそうな坂である。

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箱根天狗山神社前の急坂

 中まで入らずに、奥を写真撮影したら巫女さん(?)にパンフレットを手渡され、「境内はすべて写真撮影禁止です」と言われ慌てて退散。と言う事で写真は外から撮影。

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箱根天狗山神社

 再発進しようとしたら、サイクリストが必死に登坂中である。無理は承知で追いかけてみたが、あっという間に離された。脚力のなさを痛感。急坂の後は10%急の坂が約1km続く。坂が一段落した地点が畑宿で、寄せ木細工で有名なところである。ここも当然写真撮影。

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畑宿箱根八里

 この旧道は歩く方が多いせいか、トイレが整備されていて、ここにもあったのでトイレタイム。出発すると、すぐに10%を超える坂である。しばらく行くと最難関と思われる七曲りである。ここは写真を撮らなかったので、Google Mapより借用。カーブミラーにGoogleの車が映り込んでいた。

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七曲り

 ここは1.2kmで10.1%の急勾配で、右カーブは緩やかな6%程度の勾配であるが、左カーブは16%勾配の激坂で途中も12%程度はある。この坂は走っていると周りの景色からは急坂に見えないのだが、GARMINは非情にも12%を示す。ここを何とか乗り越えた先には、またまた10%以上の上り坂が延々と続く。たまらずに、小休止、自宅から44.9km地点で標高589m。

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小休止

 ここで休んで大正解。しばらく進むと「猿すべり坂」というふざけた名前の坂が現れた。ここを超えると親鸞上人の碑があったので、写真撮影。

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親鸞上人の碑

 この先に、甘酒茶屋があり、営業していたがスルーし、さらに進む。もう大きな坂はなさそうな感じで、なだらかにアップダウンし、旧東海道石畳やお玉が池があり、どこかに峠があるかと期待したが標高766mを最高高度として、何も無いまま芦ノ湖に下った。

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東海道石畳

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お玉が池

 芦ノ湖に下る途中、箱根神社の案内標識があったので、初めて参拝する事とした。結構広い駐車場があり、2輪車置き場に駐輪。

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箱根神社鳥居

 神社入り口脇に、そば・うどんやがあったので、帰りに立ち寄り早めの昼食。

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かき揚げそばといなり寿司

 締めて850円也。いなり寿司が面白い味付けであった。帰路をどうするか悩んだが、2度登坂した1号線を下ってみようと思い、輪行の準備はしていたが、往復とも走る事とした。芦ノ湖が標高716mなので、登っても100m位と高をくくっていったが、最高地点は874mもあり、結構登らされた。途中の精進池で写真撮影(一眼レフ)。次の最高地点は自撮りなのでスマホである。

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箱根精進池とCANYON

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国道1号最高地点

 ここからは下るのみ。途中から雨がぽつりぽつりと降ってきたが、山の上だからだろうと思いつつ、下る。山間の道なので、木陰は乾燥してそれ以外がだんだん濡れてきた。あまり無理をせず下るが、前にバスがいると丁度良いスピードで道の真ん中を走れる。但し、ブレーキはほぼかけっぱなしなので、左手がキツくなってきたが、まだまだ下りは続く。

 帰路の写真は全くない。小田原付近では本降り同様で、帰りの35km程度は完全に雨の中であった。ただ感心したのは、さすがのMavic EXALITH(エグザリット)2の性能である。小田原からの帰路はほぼ30km/hで走行したが、ブレーキ面での不安は全くなく、よく効くので安心してスピードを出せた。ちなみに、リヤのブレーキシューはMavic EXALITH2純正では無く、製造元であるSwissstop製の4個¥3,390(Amazon)である。自己責任で選定し先に減ったリヤのみ交換した。通常の減速時はほぼリヤブレーキのみで行い、停止時に前ブレーキを使っている。

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ブレーキシューSwissstop

 途中、いつもの休憩場所である大磯城山公園で雨宿り休憩。ここから家までは18km、約45分程度か。途中でGARMINのバッテリーが切れた。スマホとの連動機能をONにしたため、スマホに着信したメールやLINEがGARMINに表示される。また、事故に遭った際、自動的にスマホから妻宛にメールが発信されるようになっている。便利な機能だが、100km程度の走行でバッテリーが切れては意味が無い。

 また、事故検出機能が感度が良すぎ、急ブレーキで停車してもアラームが鳴る。そのたびにキャンセルボタンを押すのも面倒なので、次回からはOFFにしようかと考えている。

 帰宅後、どろんこの車体とザック、さらに靴までホースで綺麗に洗い流した。しばらく天気は悪そうなので靴の乾きが心配である。

 GARMIN Connectのデータは96kmまでであった。

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箱根サイクリングGARMIN

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走行記録Map