Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

はこね金太郎ラインを走る

 9月10日(金)は朝から好天、但し気温は30℃を越えそうな天気予報。久しぶりの良い天気なので、三浦半島一周のサイクリングを予定していたが、気温が高いので、以前から気になっていた「はこね金太郎ライン」にチャレンジすることとした。ネットでこの道ができた記事(サイクリスト)を読んだことと、工事中の入口を以前見た記憶があったので、気になっていた。

 朝の仕事が終わって、朝食を済ませてからなので、出発はほぼ10時。ロングライドにはやや遅い時間なので、念のため輪行バッグも持参。バイクは最軽量のCANYONである。

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CANYON Ultimate

 最終目的地は未定であるが、足柄道をまず登らないと「はこね金太郎ライン」の入口にたどり着かない。R134を過ぎ、R1に合流後は国府津駅を過ぎて大きな交差点を右折する。この交差点は左折専用ラインが設けられたサイクリスト泣かせの交差点である。どうやって右折しろというのだ!!幸い車が少なかったので、左折ラインから直進ラインへの移動はスムーズにできた。

 ここからは大雄山駅まで、狭い道路を車と一緒に行くしか無い。途中からやや車は減ったが、狭い道路なので、本当に走りにくい。次からは酒匂川沿いのサイクリングロードを選んだ方が良いかもしれない。

 大雄山駅に丁度12時頃到着。ここで、補給食の羊羹小を一つ食べる。

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大雄山駅

 ここから本格的な登り坂である。おそらく、4度目の足柄道であるが、途中までは道路のイメージを覚えているが、きつい登り坂は周囲の景色に記憶が無い。2度ほど10%級の短い登りを過ぎ、標高250m辺りで、以前に仲間達と合流した場所に着いたので、ちょっと休憩を兼ね写真撮影。

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足柄古道

 前回、この道を走った時は「夕日の滝」を目的地として走り、その入口が標高400mであった記憶があるので、あと100m少し登らねばならない。この休憩地点から急坂が目の前に見える。水を飲んでいたら若いサイクリストがあえぎながら通り過ぎたので、「大変だね!!」と声をかけた。

 4度目であるが、前回よりキツい感じがする。2回目の時は絶好調の時で、ほぼ足柄峠の95%位まで登って、足が攣りそうになって休憩した記憶がある。今回は無理をせずのんびりとつづら折りの坂道を登っていく。ほぼ350m辺りで、待望の「はこね金太郎ライン」入口の看板。但し、目の前には結構な急坂が。

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はこね金太郎ライン入口

 ここで、先ほど追い抜かれたが、途中で休憩していた若者が追いついてきた。少し話をしたが、彼は足柄峠を目指すという。ここから先が一番キツいよと話をしたら、少し前にスクーターで下見に来たという。きつさは十分に判っての挑戦のようだ。

 と言う私は先のことは全く判らずにこの先の道を上っていく。ここから仙石原まで11kmとある。思ったよりは距離が長い?

 初っぱなから結構な勾配であるが、少し休んだので楽に登れる。しばらく走ると1km/11kmの大きめの看板が現れた。1km毎に標識があるのか?と思ったらほぼ100m毎に1.5km等の小ぶりの看板が出てくる。これは明らかにサイクリスト向けのサインであろう。

 ネットで見た記事では休憩所まで走り、戻ったとあったので、真ん中辺りに休憩所があるのかな?と勝手に思い込み、かつ最高高度はせいぜい600m台と踏んでいた。ところが、いくらペダルを踏んでも休憩所の案内はないし、高度はどんどん上がるばかり。約2km/11km地点で標高500m、6km地点で700mと言う具合に標高はどんどん上がっていく。気温は低いが、体力を使う登りでは汗はびっしょり。途中で、ポカリスエットも底をつき、自販機も無い。途中で補給すれば良かったと後悔しても後の祭り。

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はこね金太郎ライン 3km地点

 後半は8〜10%近い勾配が多い。勾配のキツさであえぎ、ゴールはどこなんだという不安感を感じながら、ついに7kmを越えてしばらく走ると標高800mを越えた。いくら何でももう最高地点は近くだろうと思いながらカーブを曲がると、そこに駐車場らしきものが。

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はこね金太郎ライン 最高地点

 駐車場に入ると、そこにいたおじさんが「登り切ったね!」と言ってくれたので、ここが最高地点と判った。車載のGARMINでは標高850mであった。

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はこね金太郎ライン トンネル

 写真撮影もそこそこに、トンネルを越えると後は仙石原まで約3kmの下り坂である。体力はかなり消耗しているので、無理をせずゆっくり下る。仙石原に下ってやっと水分補給ができた。ここからは小田原まで全部下りだったかな?と思いつつ下って行くと、途中で緩やかな登りが。ギヤを落とし、ゆっくり登ったが負荷がかかると足が攣る。

 今回は、漢方薬ツムラ68を持参してきた。早速飲んでしばし休憩。この薬は、寝ていてよく足が攣る私の常備薬である。即効性はあるが持続性はなさそうである。

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ツムラ漢方68

 その後、しばらく下るが再びセブンイレブン手前の坂で足が攣り小休止。再度、薬を服用。この後は小田原まで登りは無い。宮ノ下で1号線に合流し小田原まで一直線、というかワインディングロードをひたすら下る。幸い車がほとんど無く、下り車線を独占できた。おそらく後ろに路線バスがいたのであろう。但し、結構スピードを出したので、ブレーキを頻繁にかけたため左右の手が麻痺してきた。その頃にほぼ箱根湯本駅近くになり、車が増えてきたので、ゆっくり走行。

 結構足が攣ったので、小田原から輪行で帰ろうと考えたが、小田原駅は結構混み合うし、駅舎も高いところにある。そこで、国府津まで走ることとした。国府津駅手前の坂道でギヤを落としのんびり走ってみたが、途中で足が攣り、上り坂の途中で断念した。あとはバイクを押しながら駅まで登り坂を歩く。GARMINでは走行距離約80kmであった。

 今回、終点を決めずに走り始めたので、念のため着替えを持参した。おかげで、汗まみれのジャージを国府津駅のトイレで着替え、さっぱりとした服で電車に乗り帰宅できた。このブログは翌日書いているが、明日辺りに筋肉痛が襲ってきそうである。

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GarminConnectの記録