最近、地元の友人(吞み友)達が増えた。同世代もいるが、ちょっと若めの50代も。彼らに共通しているのが、酒と釣り。
酒で繋がっているのだが、私も若かりし頃は釣りに凝った時期があった。そこで、30数年ぶりに屋根裏部屋に仕舞ったままの釣り道具を引っ張り出してみた。
釣り竿がいっぱい出てきて、過去の記憶が徐々によみがえる。
当時(43年前)は会社に「釣り部」のごときものがあり、当時の営業部長であるE氏が漁労長を務めていた。毎月1,000円会費を積み立てて、3ヶ月に一度(春夏秋冬)、その時期に合った船釣りを行い、当時4,000〜5,000円の乗船代金に充てた。新入社員である私も、興味があり即入会。
結果的に、いろんな釣行を重ねた結果、竿の種類が増えていった。
2度めの屋根裏部屋探索で、さらにお宝が出てきた。当時のリールと天秤(ジェット天秤20号:未使用品)に仕掛け(3本針7号〜8号:未使用品)である。
今回、吞み仲間達で話題になったのは、地元辻堂海岸でのキス釣りである。これだけ機材があると、餌だけ買えば即釣りに行ける。
茅ヶ崎駅から徒歩5分くらいの1号線脇に釣り具の「上州屋」があるので、早速出かけた。目的は最新の釣り具の観察と仕掛け類および餌の調達である。竿やリールにも目が行くが、基本は所持品で済ませたい。仕掛けを追加で2種類(どちらも6号)、アオイソメを半パック購入した。
早速、4時半頃から自転車で海岸へ出かけ、海浜公園駐輪場に自転車を置き、釣行開始。
30数年ぶりなので、ネットでいろんな事を確認してきた。テグスの結び方も忘れていたので、アンチョコを印刷してポケットに。とはいえ、少し前に調べた内容なので、忘れてはいない。
ライン(みち糸)にジェット天秤を結ぶ。これはクリンチノットと呼ばれる方法。あとは、金具同士を繋ぐだけ。参考に、仕掛けの解説が載っていたサイト紹介。そこから引用の仕掛けの図。
私の仕掛けは30年以上前の7号針と1号のハリス。
初日は結果的に赤ちゃんふぐ一匹。即リリース。
翌日は午前中から、自転車に竿を取り付ける治具を製作。結果的にこんな形状である。
ホームセンターで適当なサイズの塩ビ管を購入し、手持ちの角材に取り付け。角材にはかごの針金に合わせて溝を掘り、取り付けた。角材はバンドでさらに固定。
夕刻、4時に出発。同じ場所で投げ釣り開始。5時半まで釣果はふぐ2匹。その後、当たりは上手く感じなかったが、手応えがあり巻き取ると、綺麗な型の「シロギス」が釣れた!30数年ぶりの釣果である。約18cm(私の手のひら20cmよりやや小さい)で私にとっては上等である。
シロギスが暴れ回り、ピントが合わないが、まず満足!!
残念ながら、針を飲み込まれたため仕掛けは×。
しばらくすると日没、最後の一投は仕掛け(針6号、ハリス0.8号)も一新し、大きめに餌を付けた。何回か手応えがあったが、挙げてみるとハリスごと無い。(大物が食った??)
仕掛けも無くなり、餌も終わったので引き上げた。隣の親子の様子を覗くと、20cm超えのシロギスが3匹、とメゴチ(?)が1匹。午後3時から6時までの釣果だそうで、明日への期待が高まる。