Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

非常時用に、ホンダの発電機エネポを購入


 最近、自治会の防災関連業務が増えたため、いろいろな情報に接する機会が増え、防災関連情報が身についてきた。そのような中で、自治会の防災機器として非常用発電機を購入することとなった。自分自身でも非常用発電機を欲しいと思っていたため、ネットで調査。

 結論として、以前より興味を持っていた「ホンダ製発電機エネポ」を第1候補として考えた。メリットは、燃料がLPGカセットボンベで、取り扱いが簡単であることにつきる。

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ホンダ エネポ

 ということで、Amazonで5月12日にエネポとエンジンオイルを発注、5月14日(金)夕刻に届いた。エンジンオイルは純正品を選定。カセットボンベは近くのイオンで東邦金属製「ファミリーカセットボンベ」3本で税込み305円、これも推奨品である。

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エンジンオイルG1

 

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東邦金属ファミリーカセットボンベ

 翌、5月15日(土)午前中に、本体をデッキに出して試運転準備開始。まずは、じっくりと取扱説明書を熟読。周波数設定スイッチがデフォルトで60Hzだったので、先にメンテナンス用カバーを外して中を見ると、設定スイッチが小さく奥にあって手は届かない。そこでラジオペンチを用いて、50Hzに設定変更した。

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周波数設定スイッチ

 Amazonで購入したオイル缶には注入用のノズルが付いていなかったので、近くのロイヤルホームセンターでオイル注入用のプラスチックボトルを購入。容量350mlでノズルが長いものを選定、オイルの容量は250mlだったので、ジャストサイズ。

 まずは、再度メンテナンスカバーを開けてオイル注入から始める。

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発電機本体

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メンテナンスカバー取り外し

 

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エンジンオイル注入孔フタ

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オイル注入

 Amazonで購入時のユーザー意見を読んでみたが、オイルが入れにくいというコメントが目立ったが、取扱説明書をきちんと読み、適切な道具を選べば全く問題ない。このオイルタンク構造は、スクエアな形状にまとめた設計により、運転時の姿勢と、運搬時に横にせざるを得ないこと、さらに交換時のことを考慮してなされたものと理解できる。オイル満タン時の状態説明が下図である。

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オイル注入説明図(取扱説明書抜粋)

 オイルを注入後はメンテナンスカバーを閉じて、カセットボンベを取り付ける。

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カセットボンベ2本をセット

 ボンベ用の蓋を開け、手で支えた状態で2本のカセットボンベを取り付ける。普通のカセットコンロ取り付けと同じ要領で、口金にある溝部分を本体の出っ張りに合わせるように、下向きにセット。固定用レバーを奥側に押して「固定」側にスライドし取り付け完了である。細かな注意書きはフタの裏側にも書かれている。蓋を静かに閉じて、準備完了。

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運転スイッチを右側に回す

 運転スイッチを右に回し、「運転」の位置へ合わせる。次に、右側にある「始動グリップ」を軽く引っ張り、重くなったところで勢い良く引っ張る。今回、最初に行った時は4回目くらいでエンジンが始動した。2回目以降は一回で始動した。

 始動時の音(騒音)は予想通り大きかった。一部のコメントでは静かだと書かれていたが、静かな住宅街で回すと、やはりかなり大きな騒音となる。但し、普通自動車のエンジン始動時と比べてみたが、それとはほぼ同じか静かなくらいである。残念ながら騒音計は持っていないので、実際の数値は測定できていない。

 この後、750Wの電動チェーンソーを繋いでみた。一瞬過負荷の赤いランプが灯ったが、無事に運転は継続しグリーンランプに戻った。但し、チェーンソーの騒音の方が大きく、エンジン音が静かに聞こえた。(チェーンソーにオイルが無かったせいかもしれない!)

 次に、一度エンジンを切り、エコスロットルスイッチをONにして起動。OFFよりは一段低い騒音となった。このモードで、チェーンソーを使ってみると、無事に動く。ということは、ほとんどの機器はこのモードで大丈夫そうである。

 最後に、運転終了後の手順確認。取扱説明書に沿って、スイッチを停止側に回し、停止後にカセットボンベを2本とも取り外す。その後、運転スイッチを入れてエンジン内部の残留ガスで運転させ、ガス欠で運転停止まで回す。停止後に、スイッチを停止側に回す。

 以上で、全操作をトレースできた。極めて使い勝手の良い発電機である。