Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

CHERUBIM再塗装完了、レストア開始(4/27追記)

4月10日(金)の午後、今野製作所からメールが入った。期待を込めて読んでみると、CHERUBIMの再塗装が完了したとの連絡であった。依頼したのが3月6日(金)で、その時には納期を2ヶ月と聞いていたので、5月の連休明けと考えていた。が、なんとひと月程度で仕上げて戴いたことになる。この新型コロナウィルスの影響で、外出もままならず時間だけはたっぷりあるので、願ってもない朗報である。

翌朝、町田の今野製作所までクルマで取りに行く。約33km程度なので、混んでなければ1時間少々。8時半頃カーナビをセットして出発、但し事前にGoogle Mapでルート検索をしており、R16を避けたコースを途中から選んで進む。と言いながら、町田近くになってカーナビの指示通りに進むとR16に入ってしまった。途中も含めクルマの量は多い(普段走っていないので・・個人の感想)。

9時50分頃、今野製作所前にある有料駐車場に駐車し、受け取りに向かう。名前を告げたら、目の前に我が愛車のフレームがぶら下がっていた。今まで赤色のフレームであったが、今回の再塗装を期に気分転換の思いで、緑色に指定したので、目の間にあっても気づかなかった。思ったより良い感じの色合いで、即気に入った。ここに来るまで、色合いが気に入らなかったら嫌だなぁ・・・などの思いは一瞬で吹き飛んだ。帰り際に、「組み上がったら、自転車で来ますね!」と挨拶。

帰路は、自転車での走行を考え交通量の少なそうなルートとして、相模線沿線を選択。以前、相模線全駅を立ち寄ったサイクリング時に、通った道である。土曜日のせいか、新型コロナ禍のせいかクルマの量はやや多めに感じる。途中から藤沢方面の道を選んだため、目的からそれたが、相模線沿線であればロードバイクで町田まで迷わずに行けそうである。

11時半頃帰宅し、昼食もそこそこに組み立て作業に入る。

まずは、フォークをフレームと組み合わせる。ベアリングの向きにやや戸惑いを感じたが、決められた向きで無いと、キレイに治まらないことが判り安心。グリースをたっぷり塗って組み上げる。

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再塗装したフレーム

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斜め前から「C」マーク

金色の「CHERUBIM」のロゴが緑色とマッチしてキレイである。シートポストの固定用ネジはサービスで付いてきた。

まず、SHIMANO製スクエアーテーパー [四角軸]BBのねじ部にグリースを塗布し、専用工具を用いてフレームに取り付ける。軸長118mmの選択が合っているのか、やや不安ながらも組み進める。

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ボトムブラケット新品

次に、ホイール、シートポストとサドル、それにハンドルステムを取り付けた。

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ホイール+チューブラータイヤ

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BROOKS製サドル

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ハンドル+ステム

これで自転車らしい外観になった。この時点ではシートポストはやや高く取り付けすぎである。こんなに足は長くない。

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ホイールとサドルとハンドルを取付

次にクランクとペダルを取り付ける。ペダルは、ビンテージバイクには不似合いであるが余っているSPDを取り付けた。これでサドルにまたがったが、やはり高すぎて乗りにくい。さらにブレーキを取り付けてから、乗車してサドル位置を調整。

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クランク+チェーンリング

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Superbeブレーキ

このときに、ブレーキワイヤの長さ調整に悩み、写真の状態で組んだが、ややハンドル上部のたるみが長すぎるか?

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クランクとブレーキを取付

この状態で置いていたら、強風にあおられ自転車が転倒!!新品のサドルの皮が破れた。自転車が倒れるのは日常茶飯事なので割り切り、諦める。皮革用クリームを購入を考えた。

いよいよ、組み立てのメインイベント、変速機の取付である。リヤディレラーはフレームのハンガー部にねじ込むだけなので、とりあえず簡単。次にワイヤー通しと調整である。

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ディレラー

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リヤディレラー取付

スプリング状のアウターケーブルは、オリジナルに付いていた物で、チェーンステイの取り付け穴にぴったり合う。捨てずに磨き上げた。途中のフレームに取り付けられたワイヤー用金具に、シフトワイヤ用のアウターケーブルを取り付けてみた。金属と直接擦れ合うよりはましであろう。

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ワイヤー通しアウターケーブル

次にフロントディレラーである。金属バンドでフレームに取り付けるため、位置調整がやや難しい。

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フロントディレラー

チェーンリングと変速プレートの間隔は、バイクメンテナンスマニュアル通り、1〜3mmに調整した。プレートは37年間の苦労の跡が残っており、一部メッキが剥がれプレートも変形していた。このあと、チェーンを取り付けたが、なぜか10s用のアルテグラチェーンが余っていたので、KMC製ミッシングリンクを用いて再使用。

こんな感じで、夕刻4時頃にほぼ組み上がり、家の周りをユックリ試走。変速も微調整無しで、まぁまぁの感じである。

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CHERUBIMレストアあと一息

このあと、Steel Vinatage Bikesのサイトを見てみたら、ブレーキワイヤーのハンドル上部のたるみがやや大きすぎることと、ブレーキレバーの位置が高い位置に取り付けられていることが判明。今朝、ブレーキレバー位置をずらすことで、ワイヤーのたるみも小さくなり、バランスは良くなった。

バーテープの到着を待ちながらのブログ編集である。そろそろかと、Amazonの注文履歴を見てみると、玄関に配達済みとある。郵便受けにはない、よく見ると玄関の戸の隅に置いてあった。

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Fizi:k バーテープ

早速、バーテープを巻く。久しぶりなので、最初は上手くいかず2度ほどやり直す。完成写真が下記。ハニーブラウンのBROOKS製の革色とまぁまぁ近い感じなので納得。

これが、購入時とほぼ同じ構成(色のみ赤)での1983年購入のCHERUBIMである。

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CHERUBIMU再塗装レストア完了

しばらく、家の周囲を走行して変速の調整や不具合が無いか確認する予定。

ちなみに、これが7年前にレストアした際の赤いCHERUBIMである。

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CHERUBIM 2013年撮影