Kaze1952’s diary

定年退職後、趣味の世界に専念。ロードバイクは乗るだけでなく収集にも・・・。

箱根を越えて、山中湖から富士駅まで。

 湘南平を続けて走ったので、脚には少し自信が付いてきた。そこで、4年前にチャレンジしたコースに再度チャレンジすることにした。2017年5月7日に走っているので、まだ現役サラリーマンの5月の連休に走っていた。下記がその当時のGARMIN記録。ルートは

 自宅→小田原→宮ノ前→仙石原→長尾峠→御殿場→R138→須走→篭坂峠→旭が丘→富士吉田→鳴沢→R139→富士駅

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2017年5月走行記録

 今回も同じようなルートをたどる予定で、6月7日(月)朝6:15かみさんが握ったおむすび4個をザックに入れ、自宅を出発。バイクはCANYON Ultimateである。

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CANYON Ultimate

 いつものようにR134で走行開始、酒匂川で最初の写真撮影。目的地は富士山の向こう側だ。

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酒匂川にて富士山を望む

 ここから、小田原を抜け箱根方面へ進む。緩やかに上り勾配が始まり、箱根湯本へ到着。

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箱根湯本駅

 この少し先から本格的な登坂が始まる。初めて登った時は20代であったが、途中でUターンし挫折。60才過ぎてからは最初のチャレンジで無事に制覇した記憶がある。その当時と比べると今回はかなり楽な感じで登っていける。F36/R25のギヤ比でしばらくは登り、10km/h前後のスピードで8%前後の勾配を登っていける。10%を越える坂がたまに現れる程度で、ほとんどは苦しさを感じない。名物のヘアピンカーブで撮影のため小休止。

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ヘアピンカーブ

 ここの勾配は下から見ると結構キツく感じるが、せいぜい8%台であるので、坂道発進も楽勝である。さらに登ると温泉地の看板があったので、撮影。

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大平台温泉

 しばらく走ると宮ノ前の交差点で、ここは直進し仙石原方面へ進む。しばらくは下りが続くが嬉しくない。この後に峠へ向かう登りが待っているので、余り下って欲しくない。仙石原への登りが思ったより長く感じた。仙石原交差点に9:15頃到着。箱根湿性花園が開いていたら寄っていこうと思い、開園時間をチェックすると、9時開園。ここを左折して湿性花園へ向かった。

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仙石原交差点(GoogleMap)

 箱根湿性花園はJAFの会員は100円引きなので、スマホの会員証を久しぶりに立ち上げる。600円也で入場できた。ここの初夏の見物は「ブルーポピー」と「ニッコウキスゲ」かな?ちょうど「アジサイ展」を行っていたが、時間も無いのでスルー。

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箱根湿性花園のニッコウキスゲ

 ブルーポピーは庭に自生して無く、鉢植えに変貌していた。

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ブルーポピーk

 10時過ぎに箱根湿性花園を出発、約4km先の乙女トンネルへ向かう。前回は長尾峠であったが、今回は乙女トンネルを選択。ここの坂は前半はややキツいが、トンネルに近い側は緩やかで、こちらを選んで正解か?トンネル出口で小休止。標高791mだったか?富士山が大きく見える。ここまでで、出発してから55.4kmである。

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乙女トンネル下からの富士山

 乙女から快調に下り、御殿場線を越える橋は自転車通行禁止な為、いったんR138を降り、地下道を通って、向こう側へ渡りR138に合流。ここを直進すれば、山中湖に着く。しかし、途中は極めて狭い道路なので、自転車が走っていると大型車が抜けないほどの道路である。

 そこで、GoogleMapで事前調査したところ、ぐみ沢上までバイパスが完成し、旧R138は県道R418になっている。実際に行ってみると、確かにバイパスは車が通れるレベルで完成、将来的には立体交差になるような道は未完成である。そのため、ぐみ沢上交差点からは旧道には入れなくなっている。手前のGSの店員に聞くと、バイパスを直進し最初の信号を右折(ここまでは自動車専用道では無い)すると旧道に出るとのアドバイス

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旧道R418へのアプローチ

 アドバイス通りに進むと、道路は綺麗に整備されているが、旧道への入口は見つかった。この辺りでおにぎりの昼食を取る。R138脇にはほとんど自販機が無かったので、GS事務所内の自販機でペットボトルのお茶を買い、道ばたで大休止。

 ここから、道の駅すばしりまでは6%前後の勾配で登っていくが、さすがに脚が疲れてきている。須走でUターンしても良いかな?と弱気な気分になってきた。

 県道418号は途中から旧138とは異なるルートで、陸上自衛隊の富士学校近くまで行ってからR138に合流。そこからは道の駅は近い。

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道の駅すばしり

 ここでも大休止し、道の駅名物の「富士山ソフトクリーム」を戴く。

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富士山ソフトクリーム

 ゆっくり休んだので、篭坂峠を登る気になった。12時35分頃再出発である。篭坂峠自体はそれ程の急勾配では無いが、これまで酷使してきた脚には優しくは無い。

 さらに、途中、舗装工事のため交互通行の区間があったが、結構工事区間が長く自転車にはキツい。おまけに、一部では反対側車線の舗装が剥がされ、コールタールの海になっている脇を通らされる。しかもそこで、大型トラックが私の脇を強引に通過。三角コーンの間を微速前進して避けたが、危うくコールタール側に倒れ込みそうであった。

 私一人、片側通行の道路を上っていたため、下り車線ではクルマが来ないのに長時間止められており、運転手からクレームが付いていたようである。

 それでも、なんとか篭坂峠1104mをクリヤーできた。

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篭坂峠 1104m

 ここからは一気に下って、山中湖に到着。このまま左折しても良かったのだが、なんとなく山中湖を一周する気になり、右折。湖岸のサイクリングコースでほぼ半周余分に走った。ここからしばらく走り、GARMINは電池切れでストップ。ここまでの地図に、手書きでゴールまでを記入した。

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自宅から箱根・富士山経由富士駅

 山中湖から富士吉田辺りまでの道路はそこそこ良かったが、その後鳴沢までの舗装路は最悪であった。帰宅後にタイヤをよく見たら、傷だらけの状態で、よくパンクせずにたどり着いたと逆に感激。

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パンク寸前のタイヤ(前輪)

 道の駅なるさわで小休止、そのあと、富士ヶ嶺方面へ旭が丘交差点で左折。車では何度か通った道であるが、上り勾配の程度が不明なまま突入。想像通り、やや登り基調でスタート。後でGoogleMapで見ると300m程度は登っている。疲れ切った脚にはたかだか数%のなだらかな登りもきつい。ちょっとした坂はF36/R28に落として微速前進である。それでも、終わりの無い登りは無い、下りがメインの道へ出て一息ついた。R139へ戻るが途中から自動車専用道路になる。そこからは右側へ進路を変え、ひたすら富士駅方面へ向かった。

 この道路は富士駅に向かわず吉原方面へ向いているので、途中で右折し何とか富士駅まで走りきった。17時25分ころ富士駅北口のトイレ脇で自宅へ電話。夕方帰宅としか言わずに家を出ているので、現在地を連絡する。帰宅時間は20時過ぎとし、自転車の分解開始。久しぶりの輪行なので、袋に入れる手順とフレームにタイヤをくくり付ける方法にやや手間取った。自分で輪行の手順を紹介したサイト。

 18時14分発熱海行きに乗れたが、この時期なので、駅で売られていた缶ビールを横目に見て我慢。20時07分辻堂駅着。

 翌日は、汚れきったバイクのメンテナンスである。朝から良い天気であったので、洗剤を付けて洗車。強い汚れは中性洗剤の原液を付けてこすると落ちる。

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洗車後

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チェーン洗浄

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スプロケット洗浄

 油脂と泥で汚れた車体と、チェーンとスプロケットも洗浄し、乾かしてから組み立て。最後にチェーンにオイルを注し、余分な油をウエスを用いて除去し完了。

 最後に、今回のGARMIN記録を掲載。ルートは途中までであるが、距離(150km)と高度上昇(1930m)は記録停止場所から富士駅まで、GoogleMapを用いて距離と高度差を計測して、加算している。なお、心拍計は箱根の途中でONにしたため、途中からになった。

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GARMIN記録 途中まで

 

6月最初の湘南平

  6月3日(木)、中二日で再々々度の湘南平登坂。天気は良好、気温はやや低めだが日差しは暑い。バイクは当然のごとくCANYON Ultimateである。

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CANYON Ultimate

 13時49分出発、いつものコースで麓まで走り、F36/R28のギヤ比でこぎ出す。GARMINがセグメントモードに入り、タイムの表示のみになるので、いつも出発直後は画面を触って、通常の表示に戻すのが面倒である。
 いつものように90%位のPowerで登坂開始、前回よりは脚が回るがやはりキツい。パンダのコーナーを超えると少し楽になるが、すぐ10%オーバーが短い距離あり、その後は8%以下が続くので頑張って、12〜13km/hで走る。ゴール前の坂が10%位あるので、そこを10km/hで何とか通過しゴール。今日も自宅からはちょうど1時間。

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GARMINの記録

 GARMIN上の記録では9'39"だったが、パソコンで記録を見ると10'01"。 下図が今回を含めた直近3回の記録。

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パソコン上のセグメント記録

 頂上でのんびり休んで帰路についたが、下っている途中でもう一回上れそうな気になってきた。と言うことで、登り口まで下ってUターンして再挑戦。今回は自分が一番楽なペースでゆったり上る。スピードは5〜6km/hで、ケイデンス30〜40rpmのペースでキツい前半(最大斜度14%)を登ったら、意外ときつさを感じないでパンダコーナーまで来た。ここからはギヤ比を下げて、全力でこぎ出す。一部10%近い勾配はゆっくり、8%以下の部分は全力走行でゴールまで。結果は11分42秒で、前半のキツい坂をより早く登れないとタイムの短縮は難しいことが判った。

 現状の自分の脚力と心肺機能では、9分台が限界のようである。

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湘南平から富士山

 箱根から向こうは雲の中のようであるが、富士山のてっぺんが顔を出していた。

 帰路は、R134へ迂回せずに久しぶりに1号線を使い、平塚、茅ヶ崎と走行したが、思ったより走りやすい。R134ほど大型車の通行が少ないせいか?脚はよく回り、やや追い風だったのか時折40km/hで走行、帰宅後も脚に疲れは無かった。